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ヘンデル :パスピエ イ長調 HWV 560

Händel, Georg Friedrich:Passepied in A major A-Dur HWV 560

作品概要

楽曲ID:44958
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:古典舞曲ほか
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (372文字)

更新日:2024年11月18日
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最後までA-durのパスピエで、転調はしません。曲は楽天的で軽快なムードがありますので、あまり遅すぎないテンポを推奨します。

前半と後半に分かれますが、5~8小節間と14~17小節間を比べた場合、リズムと音形がとても似ていますね。各4小節間では、3小節目に向かって上行していき、3小節目をピークポイントとして、4小節目で下行します。

後半の4小節間では、3小節目(16小節目)で、この曲の最高音であるAに達します。つまりは、前半・後半ともに最後の4小節間がピークポイントとなります。

アーティキュレーションや、トリルをどのように弾くかによってもムードは変わってきます。ピークポイントがあるので、若干の強弱は付けますが、基本的には、圧迫感を聴いている人達に与えるような曲ではなく、ある程度強弱の幅が広くないほうが、軽快さを上品さを出せるかも知れません。

執筆者: 大井 和郎
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楽譜

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