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ヘンデル :ジーグ ヘ長調 HWV 492

Händel, Georg Friedrich:Gigue in F major F-Dur HWV 492

作品概要

楽曲ID:44953
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:古典舞曲ほか
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (493文字)

更新日:2024年11月18日
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楽天的で楽しいジーグです。左手和音の位置などから、拍を感じて進む事が理に適っています。興味深いのは、前半が、4小節x2の8小節で前半が終わらないことで、6小節という中途半端な小節数となっているところです。

仮に1つのアイデアとして、1小節目の1拍目と3拍目が順次進行で、F Gと上行し、2小節目でさらにAまで達し4小節目でさらに上のCまで達します。このCが前半の最高音になりますので、ここをピークポイントとします。

そこから5小節目3拍目のソプラノHで少し下行して落ちて来ますので、4小節目からここまでディミヌエンドをかけます。そこから6小節目のCに向かって更に下行してきますので、引き続きディミヌエンドでも良いのですが、5小節目3拍目より6小節目に向かって逆にクレシェンドをかけ、6小節目3拍目の和音に向かって行き、ここをフォルテとして前半を終えるのも1つのアイデアです。

後半も同様に6小節ありますので、12小節目3拍目の和音に方向を定め、そこに向かってクレシェンドをかけても良いと思います。

6小節という変則的な小節数に対し、強弱を変則的に付ける事で意外性のある効果を出すことができます。

執筆者: 大井 和郎
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