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ヘンデル :アルマンデ イ長調 HWV 477

Händel, Georg Friedrich:Allemande A-Dur HWV 477

作品概要

楽曲ID:44949
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:古典舞曲ほか
総演奏時間:3分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (475文字)

更新日:2024年11月18日
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実にヘンデルらしいアルマンドです。曲そのものが楽天的で楽しさを感じられます。1~4小節間は原調のA-dur、5小節目からDがDisに変わり(厳密には6小節目から)、E-durに転調して前半を終わります。後半はfis-mollに転調し、最終的にA-durに戻り終わります。

仮に、3小節目1~2拍間の右手Fis E D Cisを1つのユニットとするのであれば、このユニットが登場するときは、前半では、3回同じ事を繰り返すフレーズが2回、2回同じ事を繰り返すフレーズが1回出てきます。後半では、似たようなユニットが12小節目に1回、16小節目に2回出てきます。

問題は前半3回の同じユニットの繰り返しをどのように処理するかで、様々な演奏法が可能だと思います。例えば1個目をメゾフォルテ、2個目をピアノ、3個目を再びメゾフォルテにも出来ますし、3つを徐々にクレシェンドして行くことも可能です。

ヘンデル独自の「心地よいしつこさ」なので、特に強弱的に何もしない と言う考えがあっても良いのかもしれませんが、方向性や、強弱に変化を付けることで曲に立体感が出てきます。

執筆者: 大井 和郎
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