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ハイドン : 12のメヌエット 第10曲 Hob.IX:8 ハ長調

Haydn, Franz Joseph : 12 Menuette *in preparation* C-Dur

作品概要

楽曲ID: 44768
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (592 文字)

更新日:2025年7月21日
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曲はC-durc-mollに分かれていて、Trio部分がc-mollになりますが、この2つの調の対比をどうするか、考えておきましょう。筆者の独断的考察ですが、C-durはこの場合、大変力強く、テンションの高い調に感じます。故に、c-mollを抑え気味にしても良いかと思っております。c-mollのセクションは、楽器数が少ないアンサンブルと考え、音量を抑えます。途中Es-durにも転調しますが、ここでもそれほどテンションを上げないようにしておきます。そうする事で、C-durとのコントラストがはっきりと付きます。

C-durセクションのテンションが何故高いかというと、ピッチの方向性にあります。冒頭14小節間、既に順次進行で音が上がっていきます。左手は右手と離れていき、音量を増します。56小節間は更に上がりますがここには伴奏がありませんので、小編成のグループと考え、音量を控え、78小節間が再び音量を戻します。

912小節間、2小節単位のシークエンスでテンションは上がり、13小節目をピークポイントとします。この時、左手はオクターブになりますので、tuttiのようなイメージで音量を上げて構いません。

執筆者: 大井 和郎
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