ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ 第19番 第1楽章 Op.49-1 ト短調

Beethoven, Ludwig van:Sonate für Klavier Nr.19  1.Satz Andante g-moll

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分30秒
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解説 (1)

解説 : 岡田 安樹浩 (361文字)

更新日:2019年2月16日
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第1楽章 ト短調 4分の2拍子 ソナタ形式

提示部は以下のように、非常に簡潔な構成をとる。

8小節からなる主要主題、主題の確保(第9小節~)と推移(第13小節~)、平行長調の変ロ長調であらわれる副次主題(第16小節~)、そして推移(第25小節~)とコーダ(第30小節~)。

展開部(第34~63小節)では副次主題の素材が中心となり、第54小節からは低音に主調の属音(二音)が保続音としてあらわれ、主題の主調再現を準備する。

再現部(第64小節~)における主題再現は、両主題とも主調によっており、平行長調で提示された副次主題は短調に移旋される。コーダ(第97小節~)では低音域において副次主題の動機が繰り返され、同主長調の和音で楽章を閉じる。ここでのいわゆるピカルディ終止は、ト長調である第2楽章との接続を意識したものと考えてよい。

執筆者: 岡田 安樹浩