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八村 義夫 :彼岸花の幻想

Hachimura, Yoshio:Meditation higan-bana

作品概要

作曲年:1969年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (1)

解説 : 須藤 英子 (329文字)

更新日:2018年4月25日
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《彼岸花の幻想》は、1969年に桐朋学園子供のための音楽教室の委嘱により作曲された。楽譜は、同音楽教室編『こどものための現代ピアノ曲集II』に収められている。

作曲者の八村義夫は、幼少期に見た彼岸花の鮮烈な印象をもとに、「透明で不吉な予感」を意図しながらこの曲を創作した。楽譜には拍子記号がなく、演奏者はその時々の音の表出に従って、音楽的時空間を形成していくことが求められる。フェルマータとブレス記号がそれぞれ3種類用いられ、至る所に様々な指示が書き込まれている。

曲は3部形式による。下降する不吉な3音、 激しく執拗な不協和音とトリルによる提示部に続き、明るく美しい響きを一瞬漂わせる中間部が現れた後、冒頭の不気味な音風景が短く再現され、曲は幕を閉じる。

執筆者: 須藤 英子
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