バッハ :パルティータ 第6番 アルマンド BWV 830

Bach, Johann Sebastian:6 Partiten Nr.6 Allemande

作品概要

楽曲ID:39185
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:4分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:11件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (441文字)

更新日:2024年1月19日
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バッハのe-mollという調性を思い出してみたとき、例えばインベンションやシンフォニア、平均律曲集、等、深い悲しみを表現する調であり、少なくとも楽観的では無い事がわかります。このアルマンドは、絶大なる美しさも含みながら、感情面では強い表現もあり、半音階的進行も見られ、悲しみの表現と考えて良いです。

流れをつかむコツとしては、前半・後半共に、ピークポイントを見つけで、そこに向かい、たどり着いたらそこから降りるようにします。

前半では、4小節目ソプラノにHがあり、前半では最も高い位置にある音になりますが、5小節目で見られるソプラノの、2度低いAの音が出てくる場所は、和声的にも大変テンションの高い場所ですので、この、4小節目か5小節目をピークとします。当然ながら8小節目で見られるHは、和声上、形式上、最も音量的には弱いところになります。

後半では、左右の手が大きく離れ、ソプラノが最高音のCに達する15小節目、または、18小節目の4拍目のH、の、いずれかをピークポイントとして下さい。

執筆者: 大井 和郎