バッハ :パルティータ 第5番 クーラント BWV 829

Bach, Johann Sebastian:6 Partiten Nr.5 Courante

作品概要

楽曲ID:39179
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:0分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:11件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (451文字)

更新日:2024年2月19日
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このクーラントはイタリアスタイルのクーラントですので、テンポはかなり速くして下さい。その上で、乱暴にならずに、上品さを保って下さい。

2つほど考えなければならないことがあります。1つは、テンポを速くしたとき、あまりにも前のめりになり、ブレーキの効かない演奏になってしまわないように気をつけます。つまりは拍の認識ですが、各小節、1拍目だけでも良いので、拍を認識して下さい。そうすることで、走りすぎを防げます。

もう1つはアーティキュレーションの工夫です。例えば1小節目を例に取ると、1拍目のバスGから2拍目のHまでレガートで2拍目のHと3拍目のDはスタッカートにしてみたり、8分音符全てレガートの小節もあったり、全部スタッカートであったり、または、繰り返しの2回目はアーティキュレーションを変えるなど、様々な奏法が可能になり、アーティキュレーションを変えることで、雰囲気はガラリと変わります。

望ましい雰囲気として、曲全体は技巧的ではあるのですが、その中に、上品で軽やかで、流暢な雰囲気の演奏を目指して下さい。

執筆者: 大井 和郎