バッハ :パルティータ 第5番 アルマンド BWV 829

Bach, Johann Sebastian:6 Partiten Nr.5 Allemande

作品概要

楽曲ID:39178
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:1分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:11件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (366文字)

更新日:2024年2月19日
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一見、トッカータ的な、技巧を要する曲に見えますが、アルマンドの場合、ゆっくりと上品に演奏することが望ましく、故にテンポは、16分音符の3連符が忙しいという感じを与えないテンポを選び、レガートで品良く演奏して下さい。

あまりにもゆっくりしたテンポで進むと、全体の強弱の流れが平坦になりがちですが、ピンポイントの音を探すことで強弱のヒントを得られます。右手の声部の話になりますが、3小節目、最も長い音価の音は2拍目裏拍のAで、それが次の小節で、同じく2拍目裏拍のG、5小節目F、6小節目E、と順次進行で下がってきます。

同じく7小節目1拍目ソプラノのHは、3拍目でAに、8小節目1拍目でGに、同じく順次進行で下行しています。このように、木を見ず森をみるような目で大きく見ることで、全体の流れが判りますので、強弱を付ける参考にしてみて下さい。

執筆者: 大井 和郎