バッハ :パルティータ 第4番 アリア BWV 828

Bach, Johann Sebastian:6 Partiten Nr.4 Aria

作品概要

楽曲ID:39173
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:展開1 展開2 展開3

楽譜情報:11件
  • クリックして画像を開く
  • tab

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (484文字)

更新日:2024年2月19日
[開く]

ユーモアあふれる楽しいアリアです。時折ナポリの6などの和音も出てきますが、深刻さは一切無く、バッハ独自のユーモラスな展開が見られます。

冒頭4小節で注意して欲しいことは、1~2小節間の右手で、これが左手と交互に弾かれるのですが、筆者個人的な意見を述べさせて頂ければ、右手のラインは絶対に切らないで繋いで下さい。そうすることで、左手の8分音符とは別声部であることを聴かすことが出来るからです。5~6小節間も同じです(ポリフォニーの秩序を守ります)。以下同様です。

1~4小節間と5~8小節間の違いは、バスの存在が異なることと、5~8小節間で和音が重厚になってくることです。5~8小節間は楽器が増えたとお考え下さい。

そのあと、2声で進行しますが。14~15小節間ではかなり、左右の手が離れますので、その分強弱を強めにして構いません。

このアリアのピークポイントは41小節目として構いません。しかしながらこのアリアは決して強い感情を出して演奏する曲ではありませんので、きつい音を出さない様、品良く進んで下さい。

45小節目2拍目左手、驚きの和音です。こういうところは強調しましょう。

執筆者: 大井 和郎