作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(428 文字)
更新日:2023年4月16日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (428 文字)
更新日:2023年4月16日
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ほぼ2声で進行する美しいサラバンドです。大雑把な分析にはなりますが、このサラバンドは、1+1+2 と考えます。つまり、1小節、1小節、2小節、という秩序で進みます(後半に例外があります)。
1小節目と2小節目はシークエンスと呼べるものでは無いですが、似た音型ですね。2小節目のほうが1小節目よりテンションが上がっていると思います。そして3~4小節間が1つのフレーズとなり、この2小節は1つとまとめて考えます。3~4小節間であれば、3小節目が最もテンションが高く、4小節目でそのテンションが緩みますが、1つのものとして演奏します。
次に、5小節目と6小節目はシークエンスと呼べますが、これも1小節単位で進み、7~8小節間は2小節で1つまとめに考えます。
この秩序を頭に入れておくと演奏がとても楽になります。後半、17小節目からこの秩序は崩れ、シークエンスが連続しますが、基本的には1+1+2という分け方できれいに分けられますので、然るべき強弱等を付けてみて下さい。
執筆者:
大井 和郎
楽譜
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(株)全音楽譜出版社
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ヘンレ社(ヤマハ)
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