バッハ :フランス組曲 第4番 ジーグ BWV 815

Bach, Johann Sebastian:Französische Suiten Nr.4 Gigue

作品概要

楽曲ID:39140
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ジーグ
総演奏時間:2分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:D級級

ピティナ・ピアノステップ

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (554文字)

更新日:2023年4月16日
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一貫してリズミカルに弾きたいジーグです。

1小節目、4分音符は次の8分音符まで伸ばし、8分音符はスタッカートで短く切ると良いでしょう。

2小節目、個人的にはスタッカートで、8分音符6つを弾いても良いのですが、例えば、BからAsをレガートにして、As をスタッカート、Gをスタッカート、2拍目、AsからGをレガート、Gをスタッカート、Fをスタッカートもなかなか魅力的なアーティキュレーションです。

3小節目、明るく、華やかなソプラノの歌手が登場するように上声部をはっきり出して下さい。

5小節目、内声の4分音符は書いてある音価の通り、4分音符分伸ばして下さい。外声2つは右手がG、左手がEsの部分でスタッカートをかけますが、内声は本当にわずかの瞬間残ることになります。しかしそれが多声を聴かせる事になります。

6小節目、16小節目、18小節目、など、3声になっているところは3声に書かれていることを聴かせたいので、声部の独立を目指して下さい。

33小節目のようないきなり濃厚な和音がアルペジオで書かれている珍しい書法ですが、バッハの上機嫌が手に取れる感じですね。

一貫してリズミカルに聴かせるためにはテンポを揺らさず、絶対に音楽を止めない事です。例えば前半から後半に入るタイミング等、音楽を止めること無く淡々と進んで下さい。

執筆者: 大井 和郎
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