バッハ :フランス組曲 第3番 アングレーズ BWV 814

Bach, Johann Sebastian:Französische Suiten Nr.3 Anglaise

作品概要

楽曲ID:39131
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (489文字)

更新日:2023年3月17日
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アングレーズは、1拍目にアクセントが付くイギリスの舞曲ですが、もともとはガボットと書かれていたらしいです。ガボットと書かれたものがなぜアングレーズになったのかは不明です。しかしアングレーズと考えれば1拍目のメロディーラインは4分音符が来ることが多く、ここにアクセントが付くことで引き締まる感じもします。  

このアングレーズは4小節単位で考えます。つまり、1~4小節間、5~8小節間、9~12小節間という具合に分けます。各フレーズを分析すると:  

1~4小節間 h-moll  

5~8小節間 D-dur  

9~12小節間 D-dur  

13~16小節間 Fis-moll  

17~20小節間 シークエンス  

21~24小節間 h-moll  

25~28小節間 冒頭の同じフレーズに戻るh-moll  

29~32小節間 h-moll  

になります。調が変わるので、それに伴い、ダイナミックや音色も変えましょう。Fis-mollの部分はテンションが高くなります。そして最後の、29~32小節間もテンションの高まる部分です。それらを把握して、他の部分とのつじつまを合わせてみて下さい。

執筆者: 大井 和郎

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