バッハ :イギリス組曲 第5番 サラバンド BWV 810

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.5 Sarabande

作品概要

楽曲ID:39112
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:サラバンド
総演奏時間:3分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:E級級

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:16件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (417文字)

更新日:2024年2月19日
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装飾音が少ないこと、使われている音符は主に8分、16分、4分であること、等が、拍を刻みやすい理由となっていて、結果、メトロノームのような正確すぎる、機械の様な演奏となりがちなサラバンドです。

この曲を、上記の様に、メトロノームのテンポに狂わず演奏し、音色、音量共に平坦になるほど、悪い演奏例は無いとお考え下さい。故にこの逆の方向で演奏します。即ち、音色に変化を持たせ、強弱を付け、テンポを崩すことで、別物のような曲になります。

例をあげると、1~2小節間、1小節目の2拍目ソプラノのCに向かって音量を上げ、そこから2小節目3拍目まで徐々に降りてきます。2~4小節間、G-durに転調しましたので、音色を変えます。強弱は、1~2小節間の様に、3小節目3拍目のEに向かいますが、性格そのものが柔らかいフレーズですので、あまりテンションをあげません。

以降、同様に、和音の性格、音の高さ、方向性を考え、十分に、即興的に、自由に歌い上げてください。

執筆者: 大井 和郎