バッハ :イギリス組曲 第5番 クーラント BWV 810

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.5 Courante

作品概要

楽曲ID:39111
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:E級級

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:14件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (372文字)

更新日:2024年2月19日
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まずこのクーラントは、拍子記号が3/2拍子で、フランススタイルのクーラントであることがわかります。曲全体がわりと2声の部分が多くあるためと、技術的にもさほど困難では無く、ついついテンポを速めてしまいがちなのですが、テンポは決して速く無く、忙しさを感じさせないテンポを選んで下さい。

続いてこのクーラントは、mollの部分とdurの部分がハッキリと分かれています。しっかりしたdurのカデンツの部分もありますので、durに転調している事は明らかです。durの部分に入ったら、音色を弱く、優しく、柔らかめに変えてみて下さい。それだけでも大分印象が異なってきこえます。

durの部分は前半は、6~9小節間 G-dur、後半は17~21小節間 D-dur、辺りになります。durが終わって、再びmollになったときは、もとの厳しい音色と音量に戻して下さい。

執筆者: 大井 和郎