バッハ :イギリス組曲 第4番 ジーグ BWV 809

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.4 Gigue

作品概要

楽曲ID:39108
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ジーグ
総演奏時間:3分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:15件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (466文字)

更新日:2024年4月1日
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バッハの複合拍子の曲は活気にあふれている曲が多くあります。このジーグも大変楽天的なムードです。強く、楽しく、技巧的に弾いて下さい。

演奏のヒントとしては、強弱の付け方にあります。このジーグには、同じ事が2回繰り返される箇所が多くあります。例えば、21~22小節間、33~34小節間の右手、49~51小節間の右手等です。2回同じ事が繰り返されないにしても、同じパターンが連続する部分が出てきます。例えば、8小節目3拍目から9小節目3拍目まで、同じ事が続きそうな感じを受けます。

これらのパターンでは、必ず強弱の差を付ける様にします。例えば、21小節目はフォルテ、22小節目はピアノ、など、常にフォルテ→ピアノ という、強弱の突然の変化が、曲をより一層楽しく、効果的にします。アンサンブルに例えると、大きな編成から小さな編成に変わる様なニュアンスです。

もう一方で、方向性を失いたくないフレーズもあります。例えば、23~24小節間。フレーズが下行していくのですが、決してディミヌエンドにせず、逆にクレシェンドで最後の音に向かうと良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎

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