バッハ :イギリス組曲 第4番 クーラント BWV 809

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.4 Courante

作品概要

楽曲ID:39105
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:15件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (392文字)

更新日:2024年2月19日
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2声体で進む箇所が多いクーラントなので、ついつい、テンポを速めに設定しがちなのですが、これはフランススタイルのクーラントです。拍子記号が3/2となっています。フランススタイルのクーラントは、イタリアのコレンテとは異なり、バッハはそれをはっきりと分けて書いていますので、このクーラントはテンポを速くしすぎない様に注意します。

テンポは2分音符が60、またはそれ以下が望ましく、それ以上に速くしてしまうとかなり急いだ感じが出てしまいます。

そして、この曲に書かれている装飾音は、丁寧に、数を多く入れても良いと思います。

8小節目、20小節目の終止は、余計な時間を取らずに先に進んで下さい。

ここで時間を取り過ぎたりすると、聴いている人達のカウントが崩れて、拍を勘違いしてしまいます。この曲に限らず、次のセクションに行くとき、あるいは、繰り返すとき、長い音符であってもしっかりとカウントして下さい。

執筆者: 大井 和郎