バッハ :イギリス組曲 第2番 サラバンド BWV 807

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.2 Sarabande

作品概要

楽曲ID:39094
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:サラバンド
総演奏時間:3分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:14件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (395文字)

更新日:2024年4月1日
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J.S.バッハよりも、テレマンの方が有名だったのは、バッハが先進的すぎて、多くの湾曲した書法や、禁じられていた書法を積極的に取り入れたからだと考えられています。1小節目の2拍目表拍の、EとFが重なる様な不協的な和音であったり、25小節目から26小節目に移行する際の、強引な転調であったり、そのような、御法度的な書法が故の結果だったのでしょう。

演奏のヒントとしては、そのような、不協的、また、サプライズ的な進行はむしろ強調して演奏することです。

このサラバンドは、変奏ヴァージョンが付いています。変奏ヴァージョンでは、細かい音符が並びますので、それらの細かい音符を弾く際に、無理のないテンポを選び、テンポ設定をして下さい。

1回目はオリジナルのサラバンドで演奏し、繰り返したとき、変奏ヴァージョンを演奏します。後半も同じように1回目はオリジナル、2回目は変奏ヴァージョンを演奏すると良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎