バッハ :イギリス組曲 第2番 クーラント BWV 807

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.2 Courante

作品概要

楽曲ID:39093
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:1分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:15件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (421文字)

更新日:2024年4月1日
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このクーラントは、拍子記号が2/3拍子ですので、フランススタイルのクーラントです。フランススタイルのクーラントは、速度ではなく、王の威厳や教養を見せつける踊りでした。だからテンポは遅いです。バッハはフランススタイルのクーラントと、イタリアスタイルのコレンテを分けて書いています。

このクーラントの5小節目3拍目右手のトリルや、6小節目3拍目、同じく右手のトリルは、最後が16分音符になっていますので、そこまでトリルを続かせるのですが、あまりにもテンポが速いと、これらのトリルは本当に超絶技巧的になり、左手の8分音符も大変慌ただしく、忙しく聞こえてしまい、それは本来我々の目指すところではありません。

14小節目の2拍目終わりから3拍目にかけてのトリルも速いテンポではほぼ不可能です。テンポは、2分音符=60位が望ましいテンポと思います。

前半は、7小節目、後半は、22小節目がピークポイントになります。そこに向けて方向性を出す様に演奏してください。

執筆者: 大井 和郎
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