作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(421 文字)
更新日:2024年4月1日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (421 文字)
更新日:2024年4月1日
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このクーラントは、拍子記号が2/3拍子ですので、フランススタイルのクーラントです。フランススタイルのクーラントは、速度ではなく、王の威厳や教養を見せつける踊りでした。だからテンポは遅いです。バッハはフランススタイルのクーラントと、イタリアスタイルのコレンテを分けて書いています。
このクーラントの5小節目3拍目右手のトリルや、6小節目3拍目、同じく右手のトリルは、最後が16分音符になっていますので、そこまでトリルを続かせるのですが、あまりにもテンポが速いと、これらのトリルは本当に超絶技巧的になり、左手の8分音符も大変慌ただしく、忙しく聞こえてしまい、それは本来我々の目指すところではありません。
14小節目の2拍目終わりから3拍目にかけてのトリルも速いテンポではほぼ不可能です。テンポは、2分音符=60位が望ましいテンポと思います。
前半は、7小節目、後半は、22小節目がピークポイントになります。そこに向けて方向性を出す様に演奏してください。
執筆者:
大井 和郎
楽譜
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