ミュゼットとは、フランスの民族音楽の一種ですが、そこから生まれる楽器も意味します。楽器はオーボエをイメージしてみてください。メロディーラインはまさにオーボエが奏でる旋律に相応しいと感じます。それからバグパイプに似た楽器も存在し、それもミュゼットと呼ばれます。この曲を弾く前に、バグパイプやオーボエを是非聴いてみてください。とても参考になるでしょう。
左手の伴奏形をご覧ください。ペダルポイントとして、低音部にはいつでもDが鳴っています。その上の声部は、C B A G A B C B A G A Bの音形を繰り返すのみです。バグパイプのイメージになります。
奏者はダイナミックを忠実に守る事が大切です。形式はABAです。Bセクションはテンションが上がるところですが、Aセクションは淡々とそつなく演奏することが望ましく思います。歌では無く、楽器をイメージしてください。