ブルグミュラー :18の性格的な練習曲 紡ぎ歌 Op.109-18

Burgmüller, Johann Friedrich Franz:18 Etudes de genre (faisant Suite aux Etudes faciles op. 100) La Fileuse Op.109-18

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 応用6 応用7

楽譜情報:10件
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解説 (1)

解説 : 佐藤 卓史 (535文字)

更新日:2022年1月31日
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 糸を紡ぐ「紡ぎ車」の回転のように、一定の機械的な運動を繰り返す無窮動風の曲が『紡ぎ歌』です。シューベルトの歌曲『糸を紡ぐグレートヒェン』に端を発し、ピアノ曲では学習者にお馴染みのエルメンライヒや、メンデルスゾーンの無言歌(作品 67-4)にも作例があります。アルペジオの運動をモティーフにした本作は、特にエレガントで洗練された『紡ぎ歌』です。これまでの練習曲で学んださまざまなテクニックが登場する、「総まとめ」の1曲でもあります。

演奏のポイント(原典 ♩=112) 

 初めは右手の拍頭の4分音符がメロディーで、細かい3連符の音型は装飾として扱われますが、2小節の3拍目からのクレッシェンドで一気に主役に躍り出て、頂点から優雅に下降します。この弧を描くようなラインと、デュナーミクを自然に寄り添わせることが大切です。手首は柔らかく、しかし上下ではなく左右への運動を主体にします。クライマックスは14小節の VI 度の借用ドミナントです。繰り返しをするときは、1度目と2度目で弾き方を変えてみましょう。左手の 2・4 拍目にある和音は軽く。最後は rapidamente(急速に)、一気に駆け上がるように終わります。

(東音版「ブルグミュラー18の練習曲」(NS61)より)

執筆者: 佐藤 卓史

参考動画&オーディション入選(3件)

紡ぎ歌
智美(入選)
綾音(入選)