ブルグミュラー :18の性格的な練習曲 すばやい動き Op.109-10

Burgmüller, Johann Friedrich Franz:18 Etudes de genre (faisant Suite aux Etudes faciles op. 100) La Vélocité Op.109-10

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 応用6 応用7

楽譜情報:12件
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解説 (1)

解説 : 佐藤 卓史 (487文字)

更新日:2022年1月31日
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 タイトルが示すとおり、極めてテクニカルな「エチュードらしい」エチュードです。右手の軽やかなパッセージは、ウェーバーの無窮動曲を連想させます。17小節で変イ長調に転調しますが、それが20小節で増六の和音に変化して、21小節で I 度の四六(第2転回形)に解決するところが和声上のクライマックスです。20小節までは少しテンポを後ろに引っ張って、21小節で一気に解放するように弾くと効果的です。

演奏のポイント(原典♩. =104)

 右手の敏捷な指さばきには、もちろん十分な指の独立と、手首・前腕のサポートが必要ですが、案外見過ごされがちでこの曲の出来映えを大きく左右するのが左手のスタッカートです。特に5の指の打鍵が重くならないように、手の形を安定させて均等に弾けるようにコントロールしましょう。9小節からの和音連打はさらに短いスタッカートで、軽やかに、そして急がないように。右手は強拍ごとにアクセントがつかないように気をつけましょう。10,14小節の右手の音型の末尾、1指をしっかり打鍵することで跳躍がきれいに弾けます。

(東音版「ブルグミュラー18の練習曲」(NS61)より)

執筆者: 佐藤 卓史