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シベリウス : 6つの即興曲 コーモド Op.5-6

Sibelius, Jean : 6 Impromptus Commodo Op.5-6

作品概要

楽曲ID: 32345
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (697 文字)

更新日:2025年11月25日
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大変風変わりな曲ですが、魅力があります。この曲の演奏のヒントは、「考え方」に尽きます。テクニック的にはさほど難しくないレベルですので、若い学習者でも演奏は十分可能なのですが、どのようなアイデアを持って弾くかが鍵になります。

前半は長調、後半は短調で、同じ旋律が繰り返されます。cantabileとは書いてありますが、910小節間に初めて出てくるフォルテでも、心底感情的になれない、強い感情を持てない、別世界、夢の中、のような描写なのです。後半は短調に変わるのでむしろこちらのほうが現実味を感じられますが、こちらもそこまで強い表現はされていません。

そしてこの曲は全体を繰り返す記号が付いており、最初から最後まで同じ曲をもう一度弾く事になります。

ある意味、BGM(バックグラウンドミュージック)的な要素もありますので、そのような目的で弾いても良いと思います。また、夢の世界や死後の世界等、人間が存在していない世界の描写と考えても構いません。実際に筆者には、この曲はとても冷たい世界に感じられます。

この曲を弾くにあたって、奏者は、多くの考えや感情をイメージして、独自の世界を作り上げて下さい。特にどうしなければならない、どう感じなければならない等のルールはありません。

後半の途中でフェルマータがありますが、これはサイレントを作れという意味では必ずしも無く、ペダルを延ばしたまま一瞬止まる感じの方が理に適っている感じがします。

執筆者: 大井 和郎
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