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ハイドン :ソナタ 第61番 第2楽章 Hob.XVI:51 op.93

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.61 Mov.2 Finale (Presto)

作品概要

楽曲ID:32256
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:7件
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解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (490文字)

更新日:2025年5月30日
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Prestoではありますが、あまり忙しい感じを出す必要はありません。曲そのものが上品で、平和で、圧迫感が必要では無い理由から、むしろゆったりと聴かせたいところです。各小節のテンポは速いのですが、4小節を1ユニットとして、4拍子でカウントする感じでも良いのではないかと思います(例えばショパンのスケルッツォのように、3拍子でありながらも4小節単位で数える数え方)。

この曲を3拍子で感じてしまうと多くの問題が発生します。1つには、3拍目にスフォルツアンドが連続して書かれている小節が多く存在し、聴いている側はここでカウントを失う可能性があります。18小節目と20小節目、81小節目と83小節目で、スフォルツアンドは1拍目に戻りますので、3拍目にスフォルツアンドが来る部分に対しての配慮は特に必要ありません。

メインのテーマである、アーフタクトから4小節目1拍目までのテーマは、実は曲中にたった2回しか出てきません。もう一回は47〜50小節間です。従って、出来る事であればこの第2楽章はリピートを守って欲しい所です。つまり省略せずにきちんと書いてあるとおりリピートすることをお勧めします。

執筆者: 大井 和郎
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