ハイドン : ソナタ 第56番 第2楽章 Hob.XVI:42 op.37-3
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.56 Mov.2 Vivace assai
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:発展4 発展5
楽譜情報:7件解説 (2)
解説 : 大井 和郎
(459 文字)
更新日:2025年4月3日
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解説 : 大井 和郎 (459 文字)
この第3楽章の、19~20小節間は、大変難しい部分で、かなりのテクニック
が無ければ右手の3度進行は弾けません。そこで何とか工夫をして弾ける方
法の1つを解説します。
19小節目2拍目、右手で、最初の3度を2つ(AFis GE)弾き、次のFisよ
り、単音で、Fis E D と弾きます。Fis のところで、左手が、右手の内声の、
D と Cisを弾き、そのまま、20小節目の1拍目、HAGFisEと下行しま
す。
20小節目も同様に、2拍目右手の3度、HG AFisを弾き、そこから単音で、G
とFisを弾き、そのまま21小節目に入り、E Fis G Fis E と弾きます。左手
は、20小節目2拍目、3番目の3度の下の音であるE と D を弾き、21小
節目の右手の内声である、Cis D E D Cisも、その下にある4つのAと一緒
に、左手で弾いてしまいます。
77~78小節間も同じです。
楽譜に書いてあるとおり、Vivace assaiの速い速度で、3度を全部右手で弾
くことは大変困難です。左手の力を借りて色々工夫してみて下さい。
解説 : 齊藤 紀子
(150 文字)
更新日:2021年2月26日
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解説 : 齊藤 紀子 (150 文字)
第2楽章のヴィヴァーチェ・アッサイは、第1楽章と同じニ長調による。そして、形式にとらわれることなく、自由な構想で書かれているように思われる。楽章全体に、溌剌とした性格が行き渡っており、冒頭の主題が性格に再現されるというよりも、この主題を多様に展開させたものを無窮動的に紡ぎだしていく楽章となっている。
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