ハイドン :ソナタ 第56番 第1楽章 Hob.XVI:42 op.37-3

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.56 Mov.1 Andante con espressione

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:9分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2022:F級

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:7件
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解説 (1)

解説 : 齊藤 紀子 (317文字)

更新日:2021年2月26日
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第1楽章のニ長調は、アンダンテ・コン・エスプレッシオーネの4分の3拍子。この楽章は、ソナタ形式ではなくロンド形式で書かれている。そのロンド主題は、上行音形に基づいており、それに伴う左手の音域も高音部記号で書かれていることが多い。最初の副次的主題は、左右の手による会話を思わせるものとなっている。その後、回帰するロンド主題は、冒頭の1オクターヴ下で開始し、冒頭と同じところまで上昇する。従って、上昇する性格を更にきわめていると言える。その後、挿入される副次的主題は、先の副次的主題の左右の登場順番を入れ替えたものとなっている。この楽章の最後に回帰するロンド主題(第94小節~)は、細かく装飾的な音に富んだものとしてリズム変奏されている。

執筆者: 齊藤 紀子