ハイドン : ソナタ 第51番 第2楽章 Hob.XVI:38 op.30-4
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.51 Mov.2 Adagio
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
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楽譜情報:6件解説 (2)
解説 : 大井 和郎
(527 文字)
更新日:2025年4月3日
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解説 : 大井 和郎 (527 文字)
この第2楽章は、オペラのアリアと考えます。奏者は歌の部分とオーケスト
ラの部分の区別をする必要が出てきます。冒頭で説明します。冒頭、歌の部
分はアーフタクトからEs D C H までで、次の2拍目の和音、HとAsは、何か、例えば木管楽器のように考えますので、音質を変えます。そして1小節目2拍目最後の32分音符HDから、2小節目、FEsDC と再び歌が来て、Cのあとの、EsとGはやはりオーケストラの楽器と考えます。そのように、一つのメロディーラインを、歌と仮定し、明らかに歌と考えない部分は別の楽器と考えるようにします。
11小節目、筆者の楽譜にはフォルテシモが書いてあります。9小節目2拍目
から始まる左手の16分音符は、何らかの楽器ではありますが、その上のト音
記号のメロディーラインは、歌と考えても良いですし、楽器と考えても構い
ません。いずれにせよ、11小節目にフォルテシモが書いてあるからと言っ
て、そこを極端に大きくするのでは無く、オーケストラのtuttiのようなイ
メージで少しだけ音量を与える程度に留めておいた方が無難です。
このような部分は決してマルカートで1音1音はっきり弾くのでは無く、ペダ
ルを使い、全体の層が厚いオーケストラの部分と考えて下さい。
解説 : 齊藤 紀子
(158 文字)
更新日:2020年2月9日
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解説 : 齊藤 紀子 (158 文字)
第2楽章のアダージョは8分の6拍子で、主として、交互に現れるハ短調と、その平行調にあたり第1楽章と同じ調である変ホ長調から成る。どちらの調の部分も、上行する跳躍音形が特徴的である。そして、この楽章の終結部分は、変ホ長調の主和音の第1転回形を反復し、その最後の音にフェルマータを付した後、アッタッカで次の楽章へと入る。
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