ハイドン : ソナタ 第49番 第3楽章 Hob.XVI:36 op.30-2
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.49 Mov.3 Menuet: Moderato
作品概要
解説 (1)
解説 : 大井 和郎
(399 文字)
更新日:2025年4月3日
[開く]
解説 : 大井 和郎 (399 文字)
更新日:2025年4月3日
[開く]
この第3楽章は、オーケストラのような大きな編成では無く、弦楽4重奏を
イメージしていただければと思います。この第3楽章は、数小節を除き、ほぼ3声で進行しますが、弦楽器が奏でているイメージで、レガートやディタッチなど、多くのアーティキュレーションを試してみてください。
曲そのものは決して激しい感情では無く、穏やかな心理状態で、上品に演奏
することをお勧めします。メヌエットもトリオも、限られたタイミングの範
囲内でたっぷりと歌って良いと思います。メヌエットセクションは、cis-
molとE-durの音色、音量の違いが欲しいところです。若干の緊張感を保っ
てください。
トリオセクションでは、4小節で1つのフレーズと考え、それが前半・後半
ともに、4x3で、12小節になりますが、6x2ではなく、4x3とお考
え下さい。また、メヌエットセクションとは対称的な音量や音質で、穏やか
にトリオセクションを弾くようにします。
執筆者:
大井 和郎
ピティナ&提携チャンネル動画(0件)
現在視聴できる動画はありません。