ハイドン : ソナタ 第47番 第3楽章 Hob.XVI:32 op.14-6
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.47 Mov.3 Finale: Presto
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
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楽譜情報:6件解説 (2)
解説 : 大井 和郎
(671 文字)
更新日:2025年4月3日
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解説 : 大井 和郎 (671 文字)
この第3楽章が、どのような心理的描写であるかは、各自が感じる考え方に
委ねます。激しさはあるものの、ハイドン独自の、意外性も多く見られま
す。最後1小節は休符のみが書かれてあり、この小節は不要と感じる方もい
るかもしれませんが、恐らく4小節単位でフレーズが進行する事がハイドン
の頭の中にあり、最後から4小節間は、1,2,3,4と1小節x4で4拍
子でカウントしていたと考えられます。
故に、仮に、4小節単位でフレーズを考えてみましょう。冒頭を例に取りま
すと、1~5小節間、6~9小節間、10~13小節間、でそれぞれ3つの
フレーズがあると考えます。そうすると、1~5小節間だけが1小節余計で
すね。基本的には4小節単位なのですが、5小節で進行するフレーズは他に
もあります。14~18小節間も5小節です。
多くの分析の仕方があるとは思いますし分析方法は自由です。上記はほんの
一例に過ぎません。重要なポイントは、フレーズはどこからどこまでという
事をしっかり認識するという事にあります。どこから新しいフレーズになる
のか、このフレーズは何処で終わるのか、自分の中で決めておきましょう。
もう1つの注意点は休符のカウントにあります。休符だからカウントしない
というのは矛盾した話になります。18~20小節間のように、休符が来た場
合もしっかりとカウントを続けてください。フレーズの終わりだからといっ
て、適当に音楽を止めないようにします。
例えば、150小節目のフェルマータは、そのフェルマータが切れた瞬間から
次の小節のカウントが始まります。この辺りも正確にカウントして下さい。
解説 : 齊藤 紀子
(145 文字)
更新日:2020年2月9日
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解説 : 齊藤 紀子 (145 文字)
第3楽章のフィナーレはプレストの4分の2拍子で、第1楽章と同じロ短調による。ソナタ形式で書かれている。展開部(第71小節~)ではまず第1主題が扱われる。そして、フェルマータを経て再現部(第151小節~)へと続く。このソナタ楽章では、第1主題と第2主題の冒頭が類似していることが特徴的である。
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