ハイドン : ソナタ 第46番 第3楽章 Hob.XVI:31 op.14-5
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.46 Mov.3 Finale: Presto
作品概要
解説 (2)
解説 : 大井 和郎
(560 文字)
更新日:2025年4月3日
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解説 : 大井 和郎 (560 文字)
この第3楽章は、対比が重要な課題です。即ち、この第3楽章は、長調と短調
が、目まぐるしく入れ替わります。スマイルマークのニコニコ顔と、怒った顔のマークが忙しく入れ替わると思ってください。
筆者の考えではありますが、長調の部分は、ピアノで、優しく、軽いタッチ
で弾き、短調の部分は、打って変わって、厳しく、フォルテで演奏してみて
下さい。
短調の部分、長調の部分、と言いましたが、必ずしも転調しているわけでは
なく、それが例えば、ハーモニックシークエンスであろうとも、II や VI
の和音であろうとも、対比を試みます。
以下は単なる一例に過ぎませんが、ご参考まで。例えばの話です。1~4小節
間は、長調の部分ですので、柔らかく、ピアノで、そして5~8小節間は VI
の和音ですので、少し力強く、9~10小節間は、II の和音ですので、力強く、11~12小節間は、トニックとドミナントですので、柔らかく、13小節目はI ですので、少し強く、そして、14~16小節間は再びトニックとドミナン
トが来ますので、柔らかく、といったような対比が、表情を作り、曲を楽し
くします。
解説 : 齊藤 紀子
(131 文字)
更新日:2020年2月9日
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解説 : 齊藤 紀子 (131 文字)
第3楽章のフィナーレはプレストの4分の2拍子で、第1楽章と同じホ長調による。ロンド形式で書かれている。右手の主題は属音で始まり、1オクターヴ下の属音に向かって下降する。一方、これに続いてまず挿入される副次的な主題は、上行音形と下降音形が1小節ずつ交互に見られる。
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