ハイドン :ソナタ 第39番 第1楽章 Hob.XVI:24 op.13-4

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.39 Mov.1 Allegro

作品概要

楽曲ID:32195
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:5分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:6件
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解説 (2)

解説 : 大井 和郎 (611文字)

更新日:2025年3月5日
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明るく楽しい第1楽章です。軽快なスタッカートと、目の覚めるような装飾音によって魅力を増します。 主題となる旋律は冒頭4小節の右手になりますが、アーフタクトに入っているターンをどうするかです。このアーフタクトを例に取ると、楽譜によっては、14321 と指番号が書いてあり、これは勿論、AHAGisAと弾けという事なのですが、人によっては、最初のAを抜かし、HAGisAと弾く人もいます。 どちらでも構わないのですが、このターンは拍内に(3拍目に)収めないようにし、3拍目は、実音の、AとDが音価通りに弾かれるようにします。つまりは、ターンが、その前に来なければならなく、2拍目の最後からスタートしないと間に合いません。そのような意味からも、筆者個人の意見にはなりますが、4つの音で、HAGisAの方が色々な面で良いと思います。 ターンがオンザビート(拍内)に来ないようにするものもありますが、47小節目のターン3つは、筆者であれば、拍内に収めるようにします。拍内にはこのターン以外に右手に音が無いからです。これも、4つの音で、 GFisEisFis EDCisD CisHAisH  と弾きます。 ここからも筆者の個人的な見解になりますが、ターンの音をクリアーに聴かせるために、47小節目はペダルは用いません。例えその前の小節の46小節目にペダルを入れたとしても、47小節目はドライにして、ターンをクリアーに聞かせて下さい。

執筆者: 大井 和郎

解説 : 齊藤 紀子 (173文字)

更新日:2020年9月1日
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