ハイドン :ソナタ 第37番 第1楽章 Hob.XVI:22 op.13-2

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.37 Mov.1 Allegro Moderato

作品概要

楽曲ID:32189
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:6件
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解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (423文字)

更新日:2025年3月5日
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とても楽天的で遊び心満載の第1楽章です。1小節目1拍目の和音は、以降、 3小節目、5小節目、等に出てきます。オーケストラのtuttiを思い浮かべてください。この和音の後には、例外なく、必ずpマーキングが書かれています。ここから小編成のアンサンブルが始まると考えます。 そしてこれと同じような性格を持つ分散和音があります。16小節目1~4拍目表拍まで、フォルテで、4拍目の裏拍からpマーキングが書かれています。そしてこれと同じ素材は、18小節目、37小節目、38小節目等に登場します。気をつける事としては、この分散和音のあと、2拍目の裏拍から、自然と音量をpにしてしまいたい衝動に駆られる事です。この素材が出てきたら、強弱マーキングに注意して、次に出てくる強弱マーキングまで、フォルテを保ってください。 この第1楽章は、強弱記号に注意して、楽譜に書かれてあるとおりの強弱に正確にしたがって下さい。そうすることで、アンサンブルの面白さが再現できます。

執筆者: 大井 和郎
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