ハイドン :ソナタ 第36番 第3楽章 Hob.XVI:21 op.13-1

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.36 Mov.3 Finale: Presto

作品概要

楽曲ID:32188
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用6 応用7 発展1

楽譜情報:7件
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解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (447文字)

更新日:2025年3月5日
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かなりテンポが速くても良い第3楽章です。そしてその方が曲の魅力が増します。1~4小節間の右手が主旋律となり、これが変奏的に現れます(1 4~18小節間等)。カッコウを連想させるようなこのテーマは、調性を変えて現れたり(F-durやa-moll)、30小節目の様に左手にテーマが来て、それを右手にバトンタッチすることもあります。 1つ考えたいことは、テーマのシェーピングです。1~2小節間を例に取ります。皆さんは、1~2小節間の右手のテーマを弾く場合、スラーでくくられている2つの音では、どちらの方が強いとお考えでしょうか?つまり、G-E、 C-H、と2つのペアがあるとき、それぞれの2つ目の音は1拍目に来ます。1拍目にアクセントを付けた方が弾きやすいような気もします。 筆者もあれこれ試してみたのですが、筆者個人的な見解になりますが、筆者であれば、2つ目の音よりも、1つ目の音の方を強く弾き、2つ目は消えるように弾くと思います。以降、全てのテーマはこのシェーピングで処理しますが如何でしょうか?

執筆者: 大井 和郎
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