ハイドン : ソナタ 第36番 第2楽章 Hob.XVI:21 op.13-1
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.36 Mov.2 Adagio
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:5分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:発展4 発展5 展開1 展開2 展開3
楽譜情報:7件解説 (1)
解説 : 大井 和郎
(538 文字)
更新日:2025年3月5日
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解説 : 大井 和郎 (538 文字)
オペラのアリアのシーンを思い浮かべることが出来る第2楽章です。女性歌手がたっぷり歌う場面を想定して弾いてみて下さい。この2楽章は、セクションの分け方が少し変わっています。最終的には奏者に分析を委ねますが、筆者の分析を参考にしてみて下さい。
1 1~12小節間 で1つのセクションと考えます。これを、6小節x2と考えても構いません。さらに、この6小節は、最初の6小節が、4小節+2小節 と、次の6小節は、分けずに6小節で1つ、 という風に、前半の6小節を2つに分けて考えても構いません。
2 13~28小節間 で1つのセクションと考えます。これを、 13~20小節間で1つ、21~28小節間で1つ、つまりは、8小節ずつに分けることが出来ます。
3 29~31小節間と、33~35小節間がとても似ている事にお気づきでしょうか?そうすると、3小節ずつと言う事になります。その中間に入る、32小節目だけは、「接続の小節」と考えます。
4 36~39が、Bセクションの最後の部分になり、40小節目でAセクションに戻ります。36~39小節間は、4小節で1つのセクションと考えて下さい。曲のピークポイントに達する部分です。