ハイドン :ソナタ 第13番 第4楽章 Hob.XVI:6

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.13 Mov.4 Finale: Allegro molto

作品概要

楽曲ID:32141
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用5 応用6 応用7

楽譜情報:7件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (401文字)

更新日:2025年1月26日
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とても楽しく、活気がある第4楽章ですが、表記に Allegro moltoとあるよ うに、とにかく速いテンポで弾きます。そうすると3連符の速度も相当速くなり、技巧的な側面を聴かせる楽章とも考えます。

しかしながら、少しでもテンポを焦ってしまうと、聴いている側は拍を失いかねないので、そこを注意します。

 例えば11~14小節間に出てくる16分音符の3連符は、左手の1拍目に和音が入ってきますので、これで拍を失うことはまず無いと思うのですが、15~18小節間は和音が来ないのと、全く同じパターンが連続しますので、拍を失いやすいセクションとなります。このセクションに来たら、1拍目の表拍の音(左手)に若干のアクセントを付けるようにしてみて下さい。それで、拍を失うことは少なくなるはずです。

とにかく聴き手を技巧と驚きで楽しませることを念頭に置いて、テンポを揺らすこと無く、明るくはっきりしたタッチで弾いて下さい。

執筆者: 大井 和郎