ハイドン :ソナタ 第12番 第3楽章 Hob.XVI:12

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.12 Mov.3 Finale: Allegro molto

作品概要

楽曲ID:32137
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用4 応用5 応用6

楽譜情報:4件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (373文字)

更新日:2024年12月16日
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Vivace という意味は、とても速くと思っている人が多くいますが、実際にはイタリア語で「生き生きと」という意味があり、必ずしもテンポを速くという事ではありません。しか しながら、この3楽章はテンポをできる限り速く弾かないと魅力が出てきません。

8分音符=270位、1小節=90位は欲しいところです。この楽章はハイドンの楽天的な性格が良く出ている楽章ですが、遅く、丁寧に、真面目に弾くということではなく、少し暴走気味に聴き手を驚かす位の発想で良いと思います。

あまり速いテンポにすると、例えば1~4小節間、右手の1拍目の装飾音は、1拍目内では収まらず、2拍目まで入ってしまうかもしれませんが、気にせずにテンポを緩めないようにします。

そして、急激に変わる「強弱記号」「長調から短調」等、遊び心満載の楽章とお考えになり、楽しんで弾くようにしてください。

執筆者: 大井 和郎