ハイドン :ソナタ 第10番 第2楽章 Hob.XVI:1

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.10  Mov.2 Adagio

作品概要

楽曲ID:32130
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用2 応用3 応用4

楽譜情報:5件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (430文字)

更新日:2024年12月16日
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多くの演奏法があるとは思いますが、テンポがかなり遅い理由から、少なくとも、拍を認識して4/4を感じて演奏する必要も特にないかとは思います。

そしてアーティキュレーションが実際に作曲家によって書かれたものか否かはさておき、無味乾燥のドライな演奏よりも、もしかしたらペダルを多く使用して、美しいアリアのように弾くのも1つの方法とも思います。

その際に、右手の3連符に濁りが生じやすいので(実際には多少の濁りは避けて通ることはできません)、あまり濁りがあからさまにならないように、ペダルをこまめに変える工夫の上での話となります。

即ち、例えば左手の殆どは8分音符の連続での伴奏部分となりますが、この8分が切れないように、綺麗に横に流れるように、ペダルで切れ目を作ることなく演奏します。そこまでは良いのですが、右手に音階等のメロディーが入ってくると必ず濁りますので、主観的な話にはなりますが、さじ加減を見計らって、こまめに変える事が望ましいという話です。一度お試しください。

執筆者: 大井 和郎