close

ハイドン : ソナタ 第9番 第2楽章 Hob.XVI:4

Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.9 Mov.2 Menuet

作品概要

楽曲ID:32128
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用4 応用5 応用6

楽譜情報:6件
  • クリックして画像を開く
  • tab

解説 (2)

解説 : 岡田 安樹浩 (101 文字)

更新日:2020年2月9日
[開く]

ニ長調 メヌエット 4分の3拍子

主部は弱拍に置かれた3連音符が特徴的なメヌエット主題によっている。

トリオは下属調、属調への一時的な転調を含み、動機は付点リズムを織り交ぜた音形によって特徴づけられている。

執筆者: 岡田 安樹浩

演奏のヒント : 大井 和郎 (422 文字)

更新日:2024年12月16日
[開く]

筆者の主観になってしまうのですが、このメヌエットは対話的要素があり、オペラの1シーンと捉えても楽しいと思います。例えば1~4小節間、女性が話しかけ、5~8小節間男性がそれに対する受け答えをするといった様に。

9~10小節間男性がアイデアを出すと、女性がそれに11~12小節間で答え、再び同じ会話を13~16小節間で問いかけ、そして男性がそれに答えようと17~18小節で答え、それに同調すべく、女性が男性の会話の途中で割って入り、19~22小節間を歌い上げる、といったイメージでも良いと思います。

同じようにトリオのセクションでは、もっと忙しい会話になり、4小節ずつの受け答えになります。トリオセクションの37~40小節間で、テンションはピークに達し41小節目がこの楽章のピークポイントとなります。

ピークポイントと言ってもそこまで劇的にテンションが上がるわけでもなく、この楽章自体が大人しく平和ですので、小さな会話の中の一部のようにお考えください。

執筆者: 大井 和郎