ハイドン :ソナタ 第6番 第3楽章 Hob.XVI:10

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.6  Mov.3 Finale: Presto

作品概要

楽曲ID:32120
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用6 応用7 発展1

楽譜情報:5件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (395文字)

更新日:2024年12月16日
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器楽的要素が強く、賑やかしく楽しい終楽章です。多くのセクションを1つのキャラクターで貫くよりは、多くのキャラクターが登場するイメージにします。そうすることで、より多彩な音色や音量でセクション毎に変化が付き、より楽しい楽章になります。

短調のセクションが来ても決して深刻な感情にはしないようにして、一貫してテンポを変えず、presto で、如何なる状況下に於いても決して途中で止まること無く、淡々と進ませるようにします。

左手伴奏部分がオクターブになる場所は、楽器の数が増え、編成が大きくなると考えます。基本的に、左手にオクターブが出てきたら、そのセクション全体をフォルテで弾いて良いでしょう。

ただし、左手オクターブが分散して出てくる場合(展開部)、音量を抑え、軽さを重視し、決して重たくならないようにします。逆に右手にオクターブの分散が出てきたら、旋律となる音を少し大きめで弾いてみてください。

執筆者: 大井 和郎