ハイドン :ソナタ 第6番 第2楽章 Hob.XVI:10

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.6  Mov.2 Menuet

作品概要

楽曲ID:32119
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用4 応用5 応用6

楽譜情報:5件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (461文字)

更新日:2024年12月16日
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メヌエットではありますが、若干速めのメヌエットとしたほうが、まとめやすいです。曲は4小節単位で進行するものとお考えください。例えば冒頭、左手はオクターブですので、わりと重厚な、楽器の数が多い編成が4小節間を演奏したとして、5~8小節間、次の4小節間、最初の4小節よりも少なめの編成がその返答を返します。多めの編成を大、少なめの編成を小とすると、大と小が交互に来ます。メヌエットのセクション、最後は2小節(25~26小節間)分余計な小節が入ります。

トリオのセクション、このセクションも4小節単位で進みます。これは会話というよりは独唱、独奏と考えます。しかし、トリオの1~4小節間はオクターブが入り込み、5~8小節間はオクターブが入ってきませんので、メヌエットと作りが似ていますね。トリオの後半も9~12小節間はオクターブが入り、そこから先はオクターブが来ません。そして、再び、トリオが終わる前に、余計な(余計という言い方は適切ではありませんが、ハイドン独自のユーモアです)2小節間が入ってきます。これもメヌエットと同じです。

執筆者: 大井 和郎