ハイドン :ソナタ 第2番 第2楽章 Hob.XVI:7

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.2 Mov.2 Menuet

作品概要

楽曲ID:32107
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (396文字)

更新日:2024年11月18日
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メヌエットセクション:このセクションは4小節単位でフレーズが進行しますが、フレーズによって楽器の編成が異なると考えます。冒頭1~4小節間は割と少ない数の楽器が演奏し、5~8小節間はもっと多くの楽器のアンサンブルと考えます。冒頭1~4小節間と、9~12小節間では、バスのレジスターも異なります。9~12小節間のほうがより楽器の数が少ない、ソロの弦楽器などをイメージしてみてください。

トリオセクション:このトリオセクションはまさに弦楽4重奏と考えます。

例えばトリオの1小節目は左手が4分音符、右手は8分音符+休符が来ています。左手はチェロを連想するような滑らか動きに対して、右手はヴァイオリンの細かいデタッシェ奏法で軽く鳴らす感じです。このセクションは2小節単位で進み、最初の2小節より次の2小節のほうがテンションが高く、更に次の2小節がピークポイントになるように強弱でコントロールしてください。

執筆者: 大井 和郎