ハイドン :ソナタ 第1番 第4楽章 Hob.XVI:8

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.1 Mov.4 Allegro

作品概要

楽曲ID:32105
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:0分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (366文字)

更新日:2024年11月18日
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器楽を意識していることは確かな楽章です。オクターブに変わるところ(13~16小節間)は楽器の編成が大きくなると考えます。この部分以外は、素早い弦楽器の動きを連想しても良いでしょう。

メロディーラインに関して助言があります。6小節目の様に16分音符が入ってくるところでも、強拍の部分がメロディーラインになります。この場合、H C Dになります。

9~16小節間も同様です。ただし、6小節目とは異なり、9~12小節間に限っては、ペダルポイント(オルガンポイントとも言う)と呼ばれる連打音が1の指で弾かれる可能性が高く、1の指は最も強い指が故に、連打音のほうが大きく出てしまう危険性があります。

連打音が1の指になるのは、9~12小節間のみですので、ここはメロディーラインをフォルテシモで、連打音をピアニシモにしてゆっくり練習してみてください。

執筆者: 大井 和郎