ハイドン :ソナタ 第1番 第2楽章 Hob.XVI:8

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.1 Mov.2 Menuet

作品概要

楽曲ID:32103
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (404文字)

更新日:2024年11月18日
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演奏のヒント:音数が少ないこと、曲が短いこと、の理由から、演奏はとても難しい要求となります。このような曲の場合、数小節単位でフレーズを分けてしまいます。

例えば前半、1~2小節間、3~4小節間、5~8小節間の3つに分けることが可能です。そしてこれを歌劇と考えます。1~2小節間は何かに期待をする気持ち、3~4小節間、そのテンションが更に高まる気持ち、5~8小節間、楽しいながらも疑問が生じる気持ち。

後半、9~10小節間、少し感傷的になり、11~12小節間、これは3~4小節間と同じフレーズですが、安心する気持ち、13~16小節間、とても楽しく愉快な気持ち、等に例えます。そして会話としても良いでしょう。

例えば、13小節目の2~3拍目、メロディーのGGGGは、人の笑い声と例えても良いでしょう。

大事なことは、フレーズ毎に表情を変え、異なったムードで演奏することです。作曲家の心理描写を考えて曲を作ってみて下さい。

執筆者: 大井 和郎