ショパン :ピアノ・ソナタ第1番 第4楽章 Op.4

Chopin, Frederic:Sonate pour piano no. 1  Finale

作品概要

楽曲ID:30470
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:7分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:展開2 展開3

楽譜情報: 0件
  • クリックして画像を開く
  • tab

解説 (1)

解説 : 林川 崇 (823文字)

更新日:2024年4月11日
[開く]

 大きく見ればABAによる経過句-CAによる経過句-A’B’Aによる経過句-C’Aによる経過句-A’’-コーダとなっていてロンド形式と解釈できるが、更に細かく見ていくと複雑な構成になっている。

 

・冒頭

 

冒頭のダクティルス・リズム(長短短)による同音のモティーフ(シューベルトが好んだモティーフでもある)は一見新しい素材のようだが、実は第1楽章第2主題、第2楽章主部で既にリズム・モティーフとして登場している。

 

 

Bセクションでは、第16小節からの主題と、第40小節からの主題の2つが提示される。

 

・第1217小節

・第3842小節

 

84小節からのCセクションに入ると、コラール風の楽想とその変奏が提示される。コラールには、第1楽章の2つのモティーフ、第4楽章のリズム・モティーフ全てが緊密に組み込まれている。C’セクションではコラールは現れず、変奏部分からの再現となるだけに、この一箇所は際立っている。

・第8495小節(第9495小節の右手のリズム・モティーフは逆行形)

 

104小節から50小節に亘る展開がされた後、第154小節から上記コラールの変奏の主題が再登場する。この主題を使って更に展開は進められ、第176小節からのAセクションのモティーフによる属音ペダルへと向かうため、厳密には再現部とは言い難いのだが、Cセクション内があたかも提示-展開-再現の体を成しているように感じられる。

 

・第9699小節

 

・第152156小節

 

192小節からは、これまでの流れが転調等の展開のディテールに変化が加えられて再現される。そして第367小節で冒頭主題が再現されると完全終止しないままコーダへと雪崩込み、fから一気呵成にfffへと到達して終結する。なお、最終小節にはpの指示が自筆譜にあり、pの記載されている版と記載されていない版があるが、fffのまま演奏されるのが一般的である。

 

・終結部(自筆譜、IMSLPより転載)

 

 

執筆者: 林川 崇
現在視聴できる動画はありません。  

参考動画&オーディション入選(1件)

鯛中卓也さんのお勧め, ゴルノスタエヴァ, ヴェラ

楽譜

楽譜一覧 (0)

現在楽譜は登録されておりません。