ヘンデル :組曲 序曲 HWV 453

Händel, Georg Friedrich:Suite Overture HWV 453

作品概要

楽曲ID:30386
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:3分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (383文字)

更新日:2024年10月17日
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1~10小節間、graveで遅いテンポではありますが、ドラマティックな要素もあります。g-mollで始まりますが、7小節目でd-mollに転調し、10小節目、d-mollのピカルディー終止で終わります。人によって、d-mollのセクションは音量を上げるか、下げるか、分かれるところだとは思います。6小節目のBと1小節目のBが、1~10小節間では最高音になりますが、4小節目から徐々に上行してたどり着いた6小節目のBの方がテンション的には高めに感じます。

11小節目より、テンポが上がりますが、美しさの表現であるとお考えください。ピークポイントは2小節間の連続トリルの後の26小節目、または、33小節目2拍目より上行してたどり着いた35小節目のBになりますが、両方とも決して圧迫したり、極端に激しい音楽ではありません。この序曲はどちらかというと上品な演奏が適しています。

執筆者: 大井 和郎
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