ホーム > ヘンデル > 組曲 ニ短調 > サラバンド

ヘンデル :組曲 サラバンド HWV 449

Händel, Georg Friedrich:Suite Saraband HWV 449

作品概要

楽曲ID:30380
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:サラバンド
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (371文字)

更新日:2024年10月17日
[開く]

基本的に3声ですが、バスを除いた上2声を、2重唱と考えます。従って、本来であれば上2声は両声部とも同じ音量の扱いをするべきなのですが、ピアノで演奏することで、声部が独立して聞こえなくなります。従って、声部を独立させるため、ソプラノを際立たせ、アルトを控えめで演奏してみてください。

例えば13小節目、メロディーラインが FADFCB と聴こえるのではなく、ADCB と聴かせるようにします。それにはアルトの音量をPP程度にぐっと絞り、ソプラノをはっきり弾くことで、ADCB と聴かせることが可能になります。

前半1~4小節目、このサラバンドでは最高音のFに達し、そこから柔らかなF-durに転調してカデンツを迎えます。後半、F-durから再びd-mollに戻りますが、17小節目から層が厚くなりますので、音量を上げて重々しく弾いても良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎
現在視聴できる動画はありません。  

楽譜

楽譜一覧 (0)

現在楽譜は登録されておりません。