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ヘンデル :組曲 サラバンド I-II HWV 448

Händel, Georg Friedrich:Suite Saraband I-II HWV 448

作品概要

楽曲ID:30376
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:サラバンド
総演奏時間:5分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (515文字)

更新日:2024年9月16日
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サラバンド1をよく観ると、1~8小節間では、最初4小節間と、5~8小節間で明らかな音数の違いとアンサンブルの違いがわかります。冒頭4小節を仮に、ソロの楽器が奏でるとすれば、5~8小節間はより多くの楽器が加わり、重厚なテクスチャーになっています。

9~16小節間も、9~12小節間よりも、13~16小節間のほうが声部も多くなりますね。従って、1~4小節間に対しての5~8小節間、9~12小節間に対しての13~16小節間という具合に、4小節単位でムードを変えていくことも1つの考え方になります。

音数の少ないグループをA、多いグループをBとするならば、冒頭から、A B A B と来て、17~24小節間は、B A という順番に変化します。

奏者はこれらの異なったグループに対して音量や音質で工夫をしてみて下さい。

サラバンド2の方は、4小節単位で声部や音数の違いはありませんが、4小節単位で調が変わります。

1~4小節間 d-moll

5~8小節間 F-dur

9~12小節間 F-dur

13~16小節間 a-moll

17~20小節間 シークエンス

21~24小節間 d-moll

になります。

これを基準に考え、然るべき音質や音量を与えてみてください。

執筆者: 大井 和郎
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