ヘンデル :パルティータ クーラント HWV450

Händel, Georg Friedrich:Partita Courante HWV450

作品概要

楽曲ID:30342
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (432文字)

更新日:2024年10月17日
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HWV450のアルマンドと共通点が多くあるクーラントです。似たような主題から始まること、前半・後半とも最後の部分で同じ音形を繰り返すこと、後半でe-mollに転調することなどです。アルマンドを意識して書いたものと思われます。そうであるにしろ無いにしろ、アルマンドとの共通点が多くあることは事実ですので、このクーラントはアルマンドのムードとは大きく変わり、クーラントらしいスピーディーで活気があるクーラントとして弾いてみ

て良いでしょう。

それには、快速なテンポが望ましいので、クーラントの中でも比較的早めのテンポ設定で良いと思います。アルマンドと同じく、前半では最後のほうの、11~13小節間をピークポイントとして良いでしょう。

後半もアルマンドと同じく一瞬e-mollに転調します(23~25小節間)。この場合のe-mollは明らかにテンションは高いです。そして32~34小節間、ヘンデル特有の「快いしつこさ」が登場する部分です。1小節毎に強弱を変えても良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎
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