ヘンデル :パルティータ アルマンド HWV450

Händel, Georg Friedrich:Partita Allemande HWV450

作品概要

楽曲ID:30341
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:3分20秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (446文字)

更新日:2024年10月17日
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ポリフォニーの要素が強いアルマンドです。前半と後半には共通する部分があり、前半6~8小節間 と 後半15~17小節間は一致します。前半はG-durで始まるものの4小節目からCがCisに変わり、D-durに転調します。そしてD-durのカデンツ(終止形)で終わります。この前半6~8小節間は殆どドミナントから動かず、テンションの高さを感じます。

一方で後半15~17小節間もドミナントから動きませんが、こちらはオリジナルのG-durであるため、前半よりも柔らかく感じられます。

前半はG-durとD-durの2つの調で構成され、後半は、D-durから始まり12小節目でe-mollのカデンツとなります。11~12小節間はわずかな時間ではありますが、e-mollに転調したと見なして良い部分です。このe-mollの部分のテンションが高いか低いかという感じ方は奏者に委ねられます。

筆者個人的な感覚にはなりますが、このアルマンドは全体的に穏やかなアルマンドで、感情的になるよりは、品の良さが求められます。

執筆者: 大井 和郎
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