表示記号に Lively と書いてあります。生き生きとと言う意味で、故にあまり遅すぎるテンポは曲を楽しくさせませんし、なにしろ重たくしてしまいますので、ある程度速く とまでは言えるのですが、それでは一体どの程度まで速く?という事ですね。8小節目を弾いて、無理の無いテンポでしょうか。このC4つの連打ですが、2拍目から右手左手とも、3-2-1という指番号でも出来ればよいのですが、小さなお子様にはこの指番号は結構辛いかもしれません。そこで、3-3-3-3とか、1-1-1-1とか、弾きやすい指で連打して、可能な最も最速なテンポに、全体のテンポを合わせると良いでしょう。

中間部、F-durに転調したと言う感じが今ひとつしないのは、Bが出てこないからですね。11小節目ではすでにHが出てくるのでF-durでは無いと実感しつつも13小節目から再びF-durではないかと思わせますね。このような、人を食うような、「期待に応えない楽しさ」を持つ曲で、深刻さは一切無い、楽しい曲だとお考え下さい。